スイス出身のピアニスト、フロリアン・ファヴールが、最新作を携え、初の来日ソロツアー大阪公演開催♪

Florian Favre Japan Solo Tour 2025 in OSAKA 

※当日500円増し

※1フード&1ドリンク オーダー制

※税込表記

※キャンセルのご連絡は2日前までにお願いいたします。

Florian Favre(フロリアン・ファヴール)

1986年スイス・フリブール生まれ。プロサッカー選手を目指して地元のクラブチームに所属していた

が、現在はピアニスト、作曲家、教育者として活動している。

8歳でクラシックピアノを始め、後にフリブール音楽院でRichard Pizzornoに師事しジャズを学ぶ。

2007年同音楽院を最優秀成績で卒業し、同年ベルン芸術大学(HKB)に進学。William Evans、

Andy Scherrer、Bert Jorisらに師事し、2010年に芸術学士号とFriedelwald奨学金を取得。さらに

Django Bates、Dieter Ammanらの指導のもと、2014年にベルン芸術大学(HKB)から作曲・理論修

士号を取得。また、2023年にスイス・ローザンヌ音楽大学(HEMU)で教育学の修士課程も終了し、

教育現場での指導にも積極的に関わっている。

リーダーとしてFlorian Favre Trioを率い、批評家から高い評価を受けた3枚を含む、過去に7枚のア

ルバムをリリース。ジャンルを超えた音楽性により、New York Voices、Joshua Redman、Scott

Robinsonなどのジャズ界の巨匠、さらにStefan Eicher、Kutti MCといったポップやヒップホップの多

彩なアーティストと共演。

また、作曲家・編曲家として、ビックバンド、ダンスパフォーマンス、演劇作品向けの楽曲を提供して

いる。

【受賞歴】

● 2010年 Biberach Jazz Prize 受賞(ドイツ)

● 2012年 国際ジャズハウス・コンペティション優勝(ドイツ・フライブルク)

● 2013年 モントルー・ソロピアノコンクール セミファイナリスト

● 2015年 Mérite Culturel Broyard (ブロワ文化功労賞) 受賞

● 2016年 Bejazz 国際コンペティション全賞受賞(ベルギー)

【その他】

● 2017〜2019年 Pro Helvetia(スイス文化財団) 支援アーティスト

● 2018年 フリブール州モビリティ奨学金を得てニューヨークとニューオーリンズに滞在

アーティスト公式SNS:

Instagram: https://www.instagram.com/florianfavre/

YouTube: https://www.youtube.com/@florian8361

Facebook: https://www.facebook.com/FlorianFavreartist/

記憶に新しいコロナ・パンデミック。進行していたプロジェクトや予定されていたコンサートが次々にキャンセルされる中、突然のロックダウンにより訪れた静寂。

否応なく自分自身と深く向き合う時間の中で生まれたアルバム、

それが『Idantitâ(イダンティタ)』だ。

“自らを形づくるものとは?これまでの当たり前が通用しない世界を経験し、

自分自身へこの問を投げかけることは避けられませんでした。” – フロリアン・ファヴール

その問がファヴール自身を自らのルーツへの探求へと駆り立てる。

そのジャーニーは、新たに作曲へと向かう契機となり、ひとつのアルバムとして結実する。

「Adyu mon bi payi」(訳:フリブールの方言で「さようなら、私の美しい故郷」)は、ファヴール自身の故郷の民謡に自ら再解釈を加えた作品だ。

フリブール州のサポートを受け制作されたこの作品のミュージックビデオは、

牧畜農家の伝統的な暮らしが息づく丘陵地帯のグリュイエール湖上で撮影され、

湖上に設置されたグランドピアノを演奏するファヴールと壮大な景色が印象的な映像になっている。

“この映像作品を撮影した後、家族の集まりなどで聞いていた合唱曲を再訪することにしました。” – フロリアン・ファヴール

そのプロセスの最中、過去に2000曲以上を作曲したフリブール出身の教会音楽家Joseph Bovet(ジョゼフ・ボヴェ)の作品を再発見することになる。膨大な楽曲の中から、

世界的にも知られている楽曲「Le vieux chalet」(訳:古い山小屋)を取り上げた。

“この民謡は比較的若い作品と言えます。ラジオやテレビから流れてくるわけではありませんが、地域特有の合唱文化と融合し、フリブール内の村々で歌われてきました。

人々の記憶の集合体のような楽曲です。” – フロリアン・ファヴール

これらの合唱曲のオリジナリティを損なうことなく、そして地域の方言もそのままに、インプロヴィゼーションと独自の解釈を加え、ピアノ曲へと編曲した。

また、本アルバムには、時にファヴール自身の批判的な視点を介在させ、故郷の伝統から着想を得て作ったオリジナル曲も含まれている。

5/8拍子で書かれた「Don’t Burn The Witch」(訳:魔女を火炙りにするな)では、田舎特有の閉塞さや人をジャッジする風潮を批判的に捉えた作品となっている。

“見た目や考え方の違いから人を判断して差別してしまう。この作品を書いた時、自由に踊る人物を想像し、祝祭のようなものにしたかったのです。” – フロリアン・ファヴール

「Our Cowboy」(訳:私たちのカウボーイ)は、西部劇に登場するカウボーイを連想させながらも、毎日慎ましやかに牛の世話をする牛飼いたちへのトリビュートになっている。

“カウボーイといえば、西部劇にとって欠かせない人物で、往々にして少しミステリアスに描かれます。この作品に登場する人々は、もっとシンプルです。存在を知る人は多くありませんが、重要な仕事を静かにこなす牛飼いたちを思い浮かべて作りました。”

– フロリアン・ファヴール

「Nouthra Dona di Maortsè」(訳:ノートルダム・デ・マルシュの礼拝堂)や「The dzodzet」(ゾゼ – フリブールっ子たち)といった作品では、オブジェクトを駆使した「プリペアド・ピアノ」にも積極的に挑戦している。

両作品では、スペイン語辞典とクリップの入ったプラスチック製の容器をくっつけた特性のしかけをピアノの弦の上に置くことで、スネアドラムのような打音を聞くことができる。

そして、アメリカの作曲家Cole Porter(コール・ポーター)のジャズスタンダード「I’ve Got You Under My Skin」は、ファヴール自身が受け継いだフォークロア(民話)への深い愛情を示す、アルバムを締めくくる楽曲となっている。

“このフォークロアは、好き嫌いを超えて、私の中に刻み込まれています。”

– フロリアン・ファヴール

『Idantitâ(イダンティタ)』は、臨場感に満ち溢れ、叙情的で時に力強い、ジャンルを超えた音楽を届ける。あらゆるカテゴリーを超越しながらも伝統に根ざした作品群は、スイス人ピアニスト『フロリアン・ファヴール』の軽やかでありながらも決して軽薄ではない、彼自身のしなやかなユーモアを表象している。

■『Idantitâ(イダンティタ)』を視聴する

Spotify – https://open.spotify.com/intl-ja/album/1HKLf0podjVe8OGt16dcjF

Apple Music – https://music.apple.com/jp/album/idantit%C3%A2/1604195651

Bandcamp – https://florianfavre2.bandcamp.com/album/idantit

■ミュージックビデオ

『Adyu mon bi payi』 – https://youtu.be/KmpFxkWPjDY?si=I_0PVOeixI_Ph6LO

『Don’t Burn the witch』 – https://youtu.be/BPGdX74wzao?si=w7Vzq0h2PWwxlpGm

『Idantitâ』 – https://youtu.be/qEyEttHEWf8?si=OYipfb6mo4B49GoL

『Le Ranz des vaches』 – https://youtu.be/t-oLGuie_YU?si=iu-FQ6ySwSiTHFmq

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530-0002
大阪市北区曽根崎新地 2-4-1
ホテルマイステイズプレミア堂島1F

06-6147-3785